全労協/ 大飯原発再々稼働 怒りの抗議行勤 / 新聞 2019年8月号

全労協大飯原発再々稼働 怒りの抗議行勤 / 新聞 2019年8月号

原発のない社会を!


大飯原発再々稼働

非常識な再々稼働に
怒りの抗議行勤


 六月二十六日、この四月から定期検査入りとなっていた大飯原発三号機の再々稼働反対現地行動が福井県おおい町大島で行われた。

 主催したのは「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」。地元福井県と関西各地から結集した六五人の仲間が原発現地の大島で「声をあげよう!行動しよう!」とカンカン照りの下、三キロの道をシュプレヒコールで訴えながら、デモ行進をした。原発入口で、大飯原発文能一成所長に実行委員会を代表した若狭の原発を考える会・木原壯林共同代表から、関電八木誠会長と同岩根茂樹社長に、「大飯原発では、『特定重大事故等対処施設』いわゆる『テロ対策施設』が米完成であり、火山灰の降下に対する対策も不十分です。その上、原発の再稼働によって増え続ける使用済み核燃料いわゆる核のゴミの行き場もありません。結局、若狭は永遠に核のゴミ捨て場になる可能性があります」として、一昨年の再稼働時からのトラブル続きの事態も具体的に指摘し、原発再稼働の資格もないことを申し入れる文書を手渡した。

 関電は再々稼働は今まで午後五時には実施していたが、この日は「夜九時稼働」ということか判明。午後九時という非常識な再々稼働はまたトラブルかとも危惧され、大島の森に一段と高い怒りのシュプレヒコールがあげられた。

 (さいなら原発びわこネットワーク稲村守)