全労協/ 高浜原発廃炉へ 関電・高浜で行動 / 新聞 2018年9月号

全労協高浜原発廃炉へ 関電・高浜で行動 / 新聞 2018年9月号



全労協新聞
より


●各地で脱原発の闘い

●高浜原発廃炉へ 関電・高浜で行動

八月二十五日、午後三時、関西電力大阪本店前で「高浜原発そのまま廃炉!関電包囲全国集会」&デモが行われた。真夏に回帰したカンカン照りだったが、福井・関西中心に川内原発現地・伊方原発現地・東京など全国から四〇〇人が参加、会場カンパも十万円を超えた。

主催者である「原発うごかすな!実行委員会@福井・関西」を代表して、宮下正一原子力発電に反対する福井県民会議事務局長(福井県平和センター事務局長)は、「日本はいつ地震が来るかわからない。日本中の六割を超える原発に反対する人たちに働きかけ、日本中の運動にしていきたい」と。「福井から原発を止める裁判の会」の中嶌哲演さんは「福井地裁の樋口判決の内容は、これからも生き続けるであろう」と発言。

釜ヶ崎日雇労組・三浦俊一副委員長の「私のパソコンには七万人の原発の求人が来て、仕事内容がどんどん変化していく」、大阪ユニオンネットワークの丹羽事務局長からも連帯挨拶。若狭の原発を考える会の木原壯林さんから「大飯原発一、二号機廃炉など全国五四機あった原発のうち、十九機の廃炉決定も打ち出されている。高浜原発四号機をはじめ原発全廃に向けさらに闘おう」と閉会挨拶。集会後、御堂筋デモに繰り出した。

八月二十四日、産経新聞は「〇・三ミリのごみの混入が八月二十日の蒸気漏れの原因」と報じた。原発自体の問題でないと言いたかったのかもしれぬが、そんなごみは日常茶飯事。再稼働&原発の無理を報じた。

関電本店前集会・デモに先立ち、八月二十二日には福井県高浜現地で抗議行動を行ない、約六十人の市民が集まり、この夏の高浜町最高気温の下で、デモと高浜原発への申し入れと抗議行動を展開した。

(さいなら原発びわこネットワーク稲村守)