全労協/ 大飯原発再稼働反対 / 全労協新聞 2018年6月号



大飯原発再稼働反対
関電本店と現地行動


4・22関電本店

 四月二十二日、大阪中之島の関電本社前には大飯原発四号機再稼働を策する関西電力への怒りの声が結集した。色とりどりの旗やノボリ、プラカードであふれ、七〇〇人の参加、十五万円を超えるカンパが寄せられた。

 九〇分の集会と大阪御堂筋九〇分のデモ行進で大阪市民や全国・全世界からの観光客にアピールした。


5・9おおい町行動


 五月九日正午、関電・大飯原発がある福井県おおい町大島半島の先端にある塩浜海水浴場シーサイド・ファミリーパークは、赤や黄色、緑、水色の怒りに燃える旗やのぼり、横断幕で埋め尽くされた。

 主催者を代表して、若狭の原発を考える会代表の木原壮林・京都工芸繊維大学名誉教授は、「原発は、事故の多さ、事故被害の深刻さ、使用済み燃料の保管や処理の困難さなど、あらゆる視点から、人類の手におえる装置ではありません。一方、福島事故以降の経験によって、原発はなくても何の支障もないことが実証されています。それでも関電は、本日、大飯原発四号機の再稼働を企てています。関電や原発産業の利益のために、人の命と尊厳をないがしろにしようとするものです。断固として、再稼働阻止、原発全廃の行動に起ちましょう」と高らかに闘争開始宣言を行った。

 一〇〇人の市民か大飯原発ゲート前に到着してからの約四時間半にわたって、訴えや反原発の歌声や怒りのシュプレヒコールが繰り広げられた。

(さいなら原発びわこネットワーク稲村守)