全労協/ 技能実習生問題 わたらせユニオン / 新聞 2019年7月号

全労協技能実習生問題 わたらせユニオン / 新聞 2019年7月号


各地で技能実習生問題に取り組む



わたらせユニオン

実習終了予定日まで
二年間基本賃金保


 日立グローバルライフソリューション(旧日立製作所栃木事務所)で働いていたフィリピン人実習生は、日立グループが昨年、全国の十一社十二事業所で外国人技能実習機構から是正勧告や指導を受けたことから、一年目から二年目技能実習の更新が認可されず三か月の短期滞在になっていました。

 同様なことが昨年、山口県日立製作所笠戸事業所で発生し、この問題に取り組んできたスクラムユニオン・ひろしまから、今回の栃木の件が私たち「わたらせユニオン」に連絡がありました。現在、フィリピン人実習生二一人が組合に加入し、日立と団交を行なっています。

 実習生は実習の継続を希望し、今後も技能実習機構に更新の認可を求めていくことになりました。最終的に外国人技能実習機構から更新が認められなかった場合、会社は短期滞在の始まった日から当初の三年間の実習終了予定日までの二年間について、基本賃金の一〇〇%を支払うことを表明しました。

 現在、短期滞在ピザの更新をしており、短期滞在中は就労できず、自宅待機となるため、日立は、休業手当として平均賃金の六五%を支払うとともに、短期滞在中の寮費を会社負担とすることを回答しています。





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