徳島全労協 技能実習生救出 / 全労協新聞 2021年5月号 

徳島全労協 技能実習救出 全労協新聞 2021年5月号 

 


#全労協 

コロナ下で働き闘う労働者・労働組合

 

徳島全労協

外国人技能実習
救出を取り組む

 

 港湾ユニオンセンターは定年退職した労働運動仲間三人が十一年前に、全港湾四国地本の外郭団体として四国を中心とした労働相談センターを立ち上げました。職場の悩み、賃金未払い、解雇、組合結成、パワハラ、セクハラ等日本人の相談を受付け、解決してきました。

 約五年前から外国人技能実習生の問題が飛び込んできました。聞いてみると、最低賃金以下の賃金、劣悪な労働環境・住宅環境、暴力・セクハラ・パワハラ、生活の監視などが蔓延した生活状況で、外国人技能実習生制度が現在の奴隷制度といっても過言ではありませんでした。

 中国人・ベトナム人・インド人などが、徳島県でも技能実習生として働いています。私たちは彼らを保護し、使用者と交渉、未払いの賃金を使用者から奪還して、本国の彼らに送金してきました。彼らは当初「日本に来なければよかった」といっていましたが、今では「みなさん(港湾ユニオンセンター)と会えてよかった」と言ってくれました。

 このたび、私たちの活動が、四国放送(テレビ)の取材を受け、日本テレビ系で全国放映されました。徳島県の事件ですが、全国的にも大きな問順となっています。インターネットで「YouTube」、次に「夢見た国で見たものは」と入力し、検索すると出てきます。参考にしてください。

(徳島全労協議長 北野静雄)