福山ユニオンたんぽぽ 障がい者の生活を守れ / 全労協新聞 2018年2月号

福山ユニオンたんぽぽ 障がい者の生活を守れ / 全労協新聞 2018年2月号


広島県労協 闘争報告

●福山ユニオンたんぽぽ
障がい者の生活を守れ


福山市内の障がい者の就労継続支援A型事業所が昨年11月17日付で突然、事業所を閉鎖し、利用していた障がい者108人と職員らを一斉に解雇するという問題が起きた。事業所を運営していたのは、一般社団法人「しあわせの庭」で、解雇された中の20数人が広島県労協加盟の福山ユニオンたんぽぽに加入し、闘いをすすめている。

この法人の経営者は、経営破綻する2日前に障がい者雇用契約を結んだり、利用者に対して解雇に対する何の説明もないまま、雲隠れ(所在不明)するなど、全く誠意のない態度をとっている。

障がい者の就労支援A型事業所の事業所閉鎖・解雇問題は、全国的に派生している障がい者をめぐる社会的な問題でもあり、福山ユニオンたんぽぽとしても、経営者との交渉の開始など当事者としての姿勢を追及するなどの労使問題はもちろん、解雇された障がい者の早期の再雇用、また県労協に関係する広島県議会議員や福山市議会議員の支援を受け、広島県福山市などの行政に対する闘いを進めて、賃金不払いの建て替えや、行政への臨時・非常勤職員の採用枠を引き出すなどの成果もあげている。