福山ユニオンたんぽぽ / 全労協新聞 2017年10月号

福山ユニオンたんぽぽ / 全労協新聞 2017年10月号


全国一般 福山ユニオンたんぽぽ
組合が理解されなかった


労働相談で組合側の説得が理解されなかったケースです。職場での暴力問題にからみ「一方的に悪者にされ、退職させられるかも知れない」との相談。60歳代の相談者(男性)は、他の団体にも相談しており、労働審判・裁判などへの提訴を即座に勧められたということだった。

組合としては、最終的には裁判という手段も必要だと思っているが、あくまでも団体交渉で解決することが、第一だと考えている。その方が本人も含め、私たちも労働者として成長する大切な過程だと確信しているからだ。

これまで「たんぽぽ」は残業代不払い闘争や解雇撤回闘争など、各種の闘争を団体交渉で問い抜き、いずれも勝利してきており、相談者の男性にも組合加入や団体交渉の意義を説得したのだが、賛同を得ることができなかった。