フジビ闘争勝利へ 荒川地域デモ / 全労協新聞 2016年7月号

フジビ闘争勝利へ 荒川地域デモ / 全労協新聞 2016年7月号



全労協新聞
より


全国一般東京労組

フジビ闘争勝利へ
荒川地域デモ

六月九日、JR田端駅近くの公園で「フジビ闘争勝利6・9決起集会」が行われ一八〇人が結集しました。この公園は、富士美術印刷(フジビ)の田中会長自宅の近隣に位置し、集会では、二月に地裁スラップ損賠不当判決を受けた主催者・支援者・当該の発言がいつにも増して力が込められ、続く地域デモでは新たな参加者で二〇〇人もの隊列となり、フジビ社前で怒りのシュプレヒコールを突き付け争議解決を迫りました。

労働組合は、憲法第二一条「集会・結社・表現の自由」、同第二八条「勤労者の団結権・団体交渉権・団体行動権」、そして労働組合法第八条「損害賠償の免責」など闘う権利を法に規定させ勝ち取った歴史があります。しかし、フジビはこれらを踏みにじり解雇された労働者個人を訴え、地裁も一部認めて三五〇万円を支払えとの不当判決を出しています。高裁控訴審は第一回で結審し判決は七月四日です。高裁への「公正な審理・判決を求める団体署名」は六四〇筆を越えて寄せられ大きな弾みとなっています。

私たちは不当な司法攻撃に屈することなく、16春闘を背景に四回の社前集会と二回のデモ、座り込みと毎週朝の街頭宣伝と大衆行動で闘いを進めています。引続きご支援を訴えます。

(全国一般東京労働組合フジビグループ分会長小金井俊弥)