フジビ不当判決 最高裁で破棄を / 全労協新聞 2016年12月号

フジビ不当判決 最高裁で破棄を / 全労協新聞 2016年12月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



全国一般東京労組

フジビ不当判決
最高裁で破棄を



フジビ争議団と支援共闘会議は、延べ五〇〇人に及ぶ支援の仲間たちともに、十月一ヵ月連続座り込み行動を貫徹した。この連続座り込み行動の成功は、全労協に結集する労働組合と組合員による力強い支援があってこそと、争議団は身の引き締まる思いで労働者の団結と連帯を実感している。

連続座り込み行動の目的は、フジビに争議の全面解決を迫るために、一ヵ月間社前座り込みを整然と貫徹すると共に、フジビが仕掛けたスラップ(恫喝)訴訟の二月東京地裁、七月高裁の一部敗訴の不当判決と、高裁不当判決を待っていたかのような都労委不当命令に対して、争議団と支援共闘は怯まずに前進する強い決意を、フジビと田中一族に公然と示すことにあった。

一ヵ月の厳しい連続座り込み行動は、連日に亘り駆けつけてくれた支援の仲間たちに励まされ、国労東京地本には備品の保管を受け入れて頂き、近隣住民から毎日掛けられた激励や差し入れなど、地域からの支援に助けられて貫徹することができた。座り込みの一ヵ月間、フジビ会長を一日も出社させなかったことから、座り込みの成果を活かして、争議団は十一月の早朝宣伝を社前に切り替えて行動を強化している。

四年を超えた「フジビ闘争」は、労使双方が提訴した二件の裁判と労働委員会で法的に争っている。なかでも、労働組合運動の生命線である言論活動の抑圧を目論む「スラップ訴訟」高裁不当判決は、全ての労働組合が総力を挙げて、「最高裁は口頭弁論を開き高裁不当判決を破棄せよ!」と、最高裁に声を届けて高裁不当判決を糾さなければならない。

十一月、北九州市で開催された労働弁護団全国総会に「フジビ闘争」を報告した久保支援共闘議長と争議団は、スラップ訴訟不当判決に対する総会決議に大きく激励された。

改めて、最高裁宛の団体署名の更なる集中と最高裁要請行動への支援を強く訴えたい。

(全国一般東京労組フジビグ
ループ分会書記長
中原純子)