女川原発再稼働 許さないとデモ / 全労協新聞 2014年7月号 3面から


全労協新聞 2014年7月号 3面から

●広げよう脱原発の闘い

●さようなら原発inいしのまき

女川原発再稼働
許さないとデモ


昨年十二月、東北電力は被災した女川原発二号機の再稼働にむけて安全審査申請を原子力規制委員会に提出、一方で大飯原発運転差止め裁判の画期的な判決後というなかで、福島と大間、そして女川原発地元をつなぐ、「さようなら原発inいしのまき2014」が福島から双葉地方原発反対同盟代表の石丸小四郎さん、青森県大間から大間原発建設用地内でただ一人、自分の土地を守り続けている「あさこはうす」の小笠原厚子さん、さようなら原発一〇〇〇万人署名呼びかけ人の鎌田慧さんを招いて開催された。

福島からの報告として石丸小四郎さんは、「福島第一原発は、岩盤の上に建っているのは大嘘。軟弱な透水層の上に建っているから地下水問題が発生する。」と指摘。今後の課題として、廃炉作業で外国人労働者向けの求人が始まっていることを踏まえながら、原発事故収束労働者の命と権利を守ることが重要であることと課題を示し、過酷事故の風化政策、過小評価、放射能とがんの因果関係の否定を許さない闘いを展開することを訴えた。

鎌田慧さんは、川内原発が最初に再稼働させようとしているが、全国で連携して再稼働を止める必要があること。政府が原発を「やめた」と言わせるまで闘い続けること。大飯原発運転差し止め裁判の判決は、「良心宣言」であり、運動の成果であること。大飯原発だけに限られたものではなく、日本の原発政策そのものに対する判決であることを踏まえ運動を拡げていこうと呼びかけた。講演会終了後、被災した石巻市内を再稼働やめろ!の声を上げ、市内アピール行進が行われた。



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