全労協新聞
●広がる脱原発の闘い
郡山の放射能汚染実態を測定
原発事故の安全対策でJRと団交
国労組合員も約二十人が二十km圏内に暮らしており、避難時は着のみ着のまま、隣町の避難所に避難をしたそうです。また、二十km圏内の警戒区域の組合員と、そこを跨いで通勤をしていた組合員は、順次、会社の社宅に入り単身での寮生活を余儀なくさせられ、その上、兼務発令で新たな職場に異動し、最後まで残された組合員約十人については七月二十五日に同様に新たな職場へと異動して自宅待機から職場復帰をするという状況など、この原発事故によって、職場の仲間同士はおろか家族さえも引裂き、いつ帰られるやねしれない日々が続いています。
こうした状況の中、国労仙台地方本部は仙台支社に対して、乗客や労働者の労働条件と安全を守る立場で申し入れが行われましたが、
① 射線量が高い実態継続する中での会社の認識では…
② 非常時におけるマニュアル等の整備の問題では…
③ 放射線被曝防止策については…
④ 放射線の上限値についても…
年間二十マイクロシーベルトに対して、測定しないとわからないと主張しても、その考えはないという回答に終始しています。
⑤ 積算の線量計の職場配備については…
配備する考えはないという不誠実な回答に終始しています。
11・18脱原発労働者集会発言より)
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