各地で始動!19けんり春闘
8時間働けば暮らせる社会を!
大幅賃上げを勝ち取ろう!
官民連帯で19春闘に勝利しよう!
●西日本春闘討論集会
今春闘が①安倍「働き方改革」を職場に導入させない闘い、②非正規労働者の差別を許さず均等待遇を求める闘い、そして③入管法改定によって急増するであろう外国人労働者を働く仲間として使用者に労働者としての基本的権利を保障させる闘いに焦点を当てて開催された。
主催者を代表して徳島全労協・北野議長からが歓迎挨拶がなされ、渡邉洋全労協議長など来賓挨拶が行われ、中岡事務局長の基調提起の後、広島国際学院大学の崔博憲教授から「外国人労働者問題とは何か」と題して講演が行われた。崔教授は在日三世として自らの経験も交え、日々の労働と生活へマイノリティーの側からの視点、外国人労働者と共生する社会へのアプローチについて示唆を与えていただいた。そして外国人労働者と共に労働組合を運営している大阪ゼネラルユニオン、大阪教育合同、スクラムユニオン・ひろしま、全港湾四国地本ユニオン分会に崔先生にも加わってもらい、山下氏の司会でパネルディスカッション「外国人労働者と共に作る労働組合」が行われた。それぞれの貴重な経験と今後の課題について議論された。
特別報告は①愛媛ユニオン井関労契法二〇条裁判、②全日建関生支部への弾圧との闘い、③JAL闘争の現状が行われ一日目は休会となった。
第二日は三つの分科会に分かれ、「非正規労働者の権利拡充」、「技能実習生の実態と課題」、「公務労働と公共サービス」について討論が行われた。分科会の後、全体会において報告と討論を行い集約の後、全港湾徳島支部本木委員長の閉会挨拶・団結頑張ろうが行われ全日程を終了した。
この西日本集会の開催が地元の徳島新聞に報じられていたこともあり、「技能実習生」分科会に行政書士と名乗るものが三人も参加を要求してくるというハプニングもあったが、二日間通して集中した活発な議論が行われ、19春闘勝利へ向けた固い意思統一を得ることができた。