メトロセルビス分会が感染防止を勝ち取る / 全労協新聞 2020年6月号

メトロセルビス分会が感染防止を勝ち取る / 全労協新聞 2020年6月号

 


コロナ禍と緊急事態宣言下で声を上げる全国のなかまたち 


 

全労協全国一般東京労組

メトロセルビス分会が感染防止を勝ち取る

 

メトロセルビス分会は東京メトロの一〇〇%子会社として主に清掃事業を委託された職場に働く「特定職社員」と呼ばれる非正規労働者の組合です。地下鉄の職場は新型ウイルス禍の非常事態宣言の下でも稼働し、駅ホーム・トイレ等の清掃現場は感染リスクが高く組合は感染防止を要求していた。

 

会社はウイルス感染防止対策の一つ目は非常事態宣言が延長された五月七日から三十一日まで交替で一人月に三日から四日間の特別休暇を実施するとした。その際の休業補償は六割との情報が入り、すぐに分会書記長が一〇〇%保障を要求した。そもそも非正規の労働者は低賃金で働かされているので六割保障では生活が成り立たない。この要求を会社に申し伝えた結果一〇〇%保障を実現した。二つ目は、感謝金として特別手当(週二〇時間以上の勤務者は二万円、その他は一万円)の支給です。

 

春闘は日給五〇円の賃上げを勝ち取り、勤続経験加算金(定昇)一〇〇円と合わせ日給一五〇円の昇給を勝ち取った。今後も非正規労働者の生活や権利の為に闘うことを決意している。共に頑張ろう。

 

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