全労協/ 未払残業代裁判で和解 / 新聞 2019年10月号

全労協未払残業代裁判で和解 / 新聞 2019年10月号

 

 

●金国一般東京労組メトロセルビス分会
 未払残業代裁判で和解


 全国一般東京労組メトロセルビス分会は、東京メトロの駅や構内・トイレを清掃する清掃労働者を組織する非正規だけの組合です。約二年半にわたり組合員四人が会社を被告に係争中だった「未払早朝残業代請求裁判」は、九月二十七日に東京地方裁判所で「会社は組合員に十五万円を支払い和解する」内容で勝利解決しました。

 会社は始業時間が八時半なのに八時十五分に出勤確認の点呼を行うため、社員たちは八時前後に出勤し制服に着替え八時十五分には詰所の席に着いていたのです。

 組合はこれをやめさせるため未払い早朝残業代を請求して裁判を起こしました。お金がなくて弁護士を依頼できず、本人訴訟で組合員四人が原告席に座り会社側の弁護土と向かい合い、証人尋問も組合員が行いました。現在会社は点呼を八時三〇分に変更しています。

 今後の課題は、パワハラにより適応障害を発症した仲間の労災・職場復帰と、国民の祝日か休みでなく働いても休日手当がない問順です。非正規差別に負けず引き続き頑張ります。

 

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