全労協/ 福島第一原発労災 過労死を許さない! / 新聞 2020年1月号

全労協福島第一原発労災 過労死を許さない! / 新聞 2020年1月号

 

さよなら原発福島原発労災・関西電力行動)


福島第一原発労災
過労死を許さない!
会社に申し入れ

 

 十一月三十日、福島第一原発で過労死した

猪狩忠昭さんの雇用者であり、賃金未払い裁判と損害賠償裁判の被告であるいわきオール(株)へ二十人近くの仲間と共に申し入れ行動を行った。遺族の強い希望である、社長との直接の話し合いを求めるためだ。いわきオール社長は、裁判前の交渉でも裁判にも一度も姿を現していない。

 

 「社長はすぐに戻ってきますよ」と対応してくれた事務員さんですが、しばらくすると「すみません。やっぱり社長は帰ってきません…」

 

 部長に申し入れ書を受け取らせた。

 

 全労協や全国一般全国協、東京労働安全衛生センターの仲間からの運帯アピールを受けて行動を終えようとしたところに、パトカーが一台、また一台とやって来る。丁寧な口調だが行動に介入しようとする警察官。しかし、おかげで大注目を浴びて、信号待ちのドライバーがガッツポーズを送ってくるなど、行動は大成功に終わった。

 

 その後、小名浜公民館に移動し、裁判報告集会へ。弁護団、遺族からの発言と時間の許す限り参加者からの発言を受けて一日の行動を終えた。また、後日五人の仲間でいわきオール周辺のポスティングを再度行った。いわきオール、東京電力、元請け企業・宇徳を包囲する取り組みに引き続きご支援をお願いします。

全国一般労働組合全国協議会いわき自由労働組合牧野悠)