全国の労働者とともに、粘り強く闘い、前進しよう!

(今日は、SG中部工場の最後に残った饅頭ラインが止められます。納得なき閉鎖を、私たちは許しません →写真調整中)

 私たちは、かつてタカラブネの時代に労働組合を結成し、雇用形態の違いも、地元か他地域からきた労働者かの違いも包んで、職場・社会の主人公という気持ちで、お菓子を作り、より良い職場・より良い社会をめざして、共に働き、共に飲み、遊び、地域の運動、反戦平和、ボランテアなどに参加してきた。

 職場でみんなと共に汗流す労働と労組活動は、お菓子を生産するだけでなく、仲間を知る心、相手を考えて働く気持ちを豊かにし、人間関係を創造し、生活の幅を広げた。生活とは飯だけではない。労働組合の生活要求は、安全に働ける職場・元気に働き続けるための休暇休息、精神ケアに注意を払う労働条件、人間らしく生活してゆくための平和と戦争に反対する行動への社会参加、困難な生活条件の人へのボランテアなど、こうした、賃金の多寡だけでない幅広い組織活動を通して、未来を生きる力と文化を生産しようとしてきた。

 企業も、社会的存在であり、労働者の力がなければ何も生産できない。
 全くの会社都合で一方的に工場を閉鎖し、働く者を解雇し、労働者・労働組合と正面から話し合うことも拒否しながら、外面だけ「感動を創造する企業」などという経営に未来はない。未来は労働者の生産と団結の中から作られる。

 会社を形つくっているのは経営者ではない。会社は日夜働く労働者のものである。その中部工場は、無能・無責任な経営者によって、今、32年の歴史を閉じる。
 しかし、SG労働者は、他所に移っても、会社の一方的な都合で身勝手に中部工場を閉鎖した経営を許さない!
 生産的に働き、強欲で一方的な経営と闘い、生きてゆこう。