誠実に労使交渉をやれ~

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(これは、クロバケです。知ってましたか?争議疲れのおやつにいいかも…)


■5・28団交で労働組合は・・・■

 中部工場労働者が参加できる「中部工場での団交」を行え!と訴えました。

 「雇用は会社の社会的責任」と言われるのは、企業が労働者を雇って成り立っているからで、突然一方的に工場を閉鎖し、働く者の雇用を奪う事は許されません。
 会社は一方的なやり方を心から謝罪した上で、どうしても閉鎖せざるを得ないならその理由を十分説明し(経営の説明責任)、理解を得なければならず、具体的な条件についても労働者が納得できる交渉に責任を持たなくてはなりません。閉鎖は経営の専権事項だなどというのは、働く人の生活なんかどうでもいいと言っていることになります。

 ところがSG小池社長は、自分がクビを切る中部工場の労働者に会って、直接、話し合うことを拒否しています。団交では、「京谷人事課長や工場長が相談を受け付け、出来る事は取り入れている」し、「よくしてもらったと感謝されている」ので、「中部工場で団交する必要もないし社長が出向くこともない」、「団交は京都で労組代表とやればいい、何か不都合があるのか」と、理屈にならない逃げに終始しました。

 なぜ小池社長は中部工場の皆さんと向かい合う団体交渉から逃げるのか?会社が最も恐れるのは、働く者と経営者・管理職が「対等な立場で交渉する」ことです。会社の設定した相談窓口や個人面談は、会社業務であり上司と部下の枠から出ず、対等の場ではないため、結局は会社の方針を聞くだけ、会社はせいぜい要望を聞き置くだけ済みます。

 しかし、それではいつまでたっても、労働者は会社の方針を一方的に押し付けられるだけです。
 「対等な関係・対等な交渉」を法律で保障しているのが、労働組合であり労使交渉です。特に団体交渉(団交)は、みんなが直接参加できる労使交渉のことで、労働者は労働組合が経営者と交渉する場に直接参加し、自分の意見や要求を言っても何の不利益もないことが法律で完全に保障されます。

 小池社長が中部団交を拒否するのはこうした理由であり、誠実な経営者の態度ではありません。
 団交で労組は激しく中部工場団交を社長に迫りました。小池社長はへ理屈を並べて逃げていますが、当該の労働者が強く要求すれば逃げ切れません。
 地域・全国の労働者が支援しています。全員の力で中部団交に社長を出させ、みんなの要求を交渉しましょう