〝中部工場で団交〟を求め、SG本社行動をやりました

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(自立労連と、京都・大阪の支援団体がSG本社前で申し入れと抗議行動)

 中部工場で働く人たちに、直接、説明や謝罪や今後の処遇を、膝詰めで話し合う現場での団交を、経営が拒否したまま、生産終了の日を迎える人たちがでます。経営と組合の要求は、かけ離れたまま…。そんな中で、5月25日、SG本社前で抗議と申し入れの行動を行いました。

 平日の夕方という、参加しにくい時間帯にもかかわらず、京都・大阪の多くの労働者・労働組合が駆けつけてくれました。「こんな乱暴な工場閉鎖が許せるか」「大量解雇を引き起こす企業は、ちゃんと社会的責任を取るべきだ」と、働く仲間の問題を自分のことと捉えて結集してくれる、多くの仲間がいることに、心から感謝!

 自立労連だけでなく、京都地域や洛南地域の労働組合のネットワーク団体であるユニオンネットワーク・京都や洛南労組連からも、「実効ある交渉を中部工場で行え」という申し入れ書が提出されました。
 残念ながら社長は不在。「社会的責任」を問う声に対し、ネットワークの交渉には応じない、という態度です。一向、歩み寄りの姿勢がなく、溝を抱えたままとなっています。誠実に話し合えば、解決の糸口ができるのに…。困ったものです。

 以下、申し入れ書

                                  2009年5月25日
株式会社スイートガーデン
代表取締役社長 小池和則 様
代表取締役 藤木久三 様
中部工場長 山崎隆 様
                       洛南地域労働組合連絡会議
                         代表       瀧川 順朗
                       ユニオンネットワーク・京都
                         代表       田中 啓司
                         

            申 入 書
  
 4月6日、突如として小池社長より発表された中部工場閉鎖・売却は、200名を超えるアルバイト、パート、契約、派遣などの雇用契約の労働者への一方的な解雇通告である。まがりなりにも雇用が保障されるのは正社員でも神戸工場や埼玉工場などへ転勤できる労働者だけである。このような一方的な解雇を中部工場の労働者への十分な説明や協議もおこなわず、早い人では二か月もたたない5月31日に中途解約するようなやり方は認めることはできない。

 会社の説明によると閉鎖の理由は、「生産を効率化する」という会社の利益拡大だけが目的とされており、解雇される約200名の労働者の雇用や生活に全く配慮しないものである。

 このような不当解雇を不可避とする中部工場の閉鎖にたいし抗議するとともに、閉鎖の撤回を要求する。同時に労組が閉鎖交渉の前提としている別紙の自立労連の5月11日付申入書の要求内容を実行すべく、それらに関する団体交渉をただちに中部工場でおこなうことを強く要求する。

 会社は自立労連との団体交渉を意図的に引き延ばしながら工場閉鎖を一方的に強行している。工場閉鎖を通告された多くの中部工場の労働者から労働組合に交渉委任状が出されている。会社は団体交渉日程引き伸ばしを止め、ただちに実効ある交渉をおこなうことを要求する。
                                      以上