中部工場閉鎖の本当の原因は…(2)

(写真は、中部工場長室にて、総務人事部・中部工場長に猜頂薪渦鶚瓩凌修憩?譴鯏呂梗立労連)

 中部工場閉鎖の本当の原因は、SGの過剰設備、過剰人員ではなく、プレシアの財務内容の悪化によるものです。2年前、プレシアはSGを36億円で購入したと言われ、その全額が借金であると言われています。2005年のプレシアの売り上げが80億前後、利益が3億から4億と言われています。借金の返済だけで6億から7億が必要と推定されますが、これだけの借金を抱えて、プレシアの財務内容は非常に厳しい事態になっていることは、想像にかたくありません。それにSGの売り上げの低迷、昨年来の国際金融危機のなかでの銀行による貸し渋り貸し剥がし圧力により、プレシアは子会社であるSG中部工場の売却を決断し強行したのではないでしょうか。

 これらから明らかなように、中部工場の閉鎖売却については、中部工場労働者には一切の責任はありません。中部工場の閉鎖売却は、36億円を全額借金し、SGを購入した藤木会長に、その一切の責任があります。自らの事業欲を満たすためだけに、充分な経営戦略もなく、借金を重ねてSGを購入し、結果として工場売却に追い込まれ、200人以上のSGの労働者の雇用を奪い生活を困難に陥れたのにほかありません。その事実に向き合い、真しに労働者・労働組合と協議するのではなく、労組を敵視し、中部労働者を切捨て、その罪業を深めています。

 藤木会長の強欲のために犠牲を押し付けられたのは、SGの労働者だけではありません。プレシアの労働者も同様です。プレシアの財務内容が悪化させられ、当然、労働者に配分され労働条件向上をもたらすはずだった利益が、銀行への借金返済に充てられているのです。
 このような事情を十分知りながらも、小池社長は、私たち組合員の謝罪要求に一切、答えようとしなかった。団体交渉で会社は「閉鎖・売却の経緯など会社の専権事項なので説明する必要がない」と、この事実をあくまで隠蔽しようとしています。しかし、いつまでも開き直れるわけではない。
 「黙って、工場閉鎖などさせるか!」という怒りの声で、経営・藤木会長の責任を満天下に明らかにしていきたい。