中部工場閉鎖は全員解雇攻撃だ

 4月6日、突如として小池社長は中部工場の労働者を集め「9月末日で工場閉鎖・売却。5月中旬から順次、神戸工場・埼玉工場へ異動を開始する。契約・パート・アルバイトなどは中途解約」と発表しました。

 よく考えてください。これは実質的な全員解雇攻撃です。
 中部工場で働く労働者は、正社員・契約・パート・アルバイト・派遣など全体で250人以上いると思われます。そのなかで転勤を条件に何とか雇用保障があるのは正社員だけ、その数は40名前後でしかありません。しかも正社員のなかでも転勤できず、退職に追い込まれる人も多いと思われます。

 そうすると、実際に転勤して雇用確保されるのは、250名を超える労働者のうち10%前後の労働者でしかありません。実質上の全員解雇攻撃です。

 こんな非道なことを、突然、しかも一方的に、よく言えたもんだ~。愛知の失業率は、生半可じゃない。経営者のモラル、今の日本社会の公序良俗は、もうメチャクチャということです。黙っていれば、中部工場労働者は、失業と生活苦の中に使い捨てられ、日本社会そのものがダメになります。(続く)