全労協/ コンビニスタッフの時給引き上げを / 新聞 2019年7月号

全労協コンビニスタッフの時給引き上げを / 新聞 2019年7月号


地域の時給相場に影響を与える

コンビニスタッフの時給引き上げを


 コンビニによる最低賃金での募集は、地域時給相場に大きな影響を与える。全国一般全国協は、協力できる仲間と共に、コンピニスタッフの時給引き上げに取り組んだ。そして、最低賃金引き上げに弾みをつけるという方針に基づき、コンピ二三社(セブンイレブンファミリーマート、ローソン)に対する募集賃金引き上げ要請に取り組んだ。

 最低賃金闘争の取り組み戦術の工夫により、一人でも多くの労働者が最低賃金闘争ヘの参加を実現し、労働者内部に最低賃金を引き上げたのは安倍政権、自民党ではなく、われわれの闘いだという自覚を作り出すことも獲得目標とした。

 今年度は、コンピニ本社だけでなく、五月中にフランチャイズオーナーや店長に、そしてエリア本部に要請書を持参することにも、同時に取り組んだ。

 最終的には六月五日、六日にコンピ二本社に対する募集賃金引き上げの申し入れを行った。申し入れ内容は、求人募集賃金を全国すぺての店舗で一〇〇〇円以上とし、一五〇〇円をめざすこと、ロイヤリティ料(チャージ料)を引き下げること、二四時間営業に対する柔軟な対応、集中出店の見直しなどである。コンビニ本社に、この申し入れに対する回答を六月二十一日までに行うよう求めている。