総力で参加しよう!
昨年七月、東京電力が福島第二原発の廃炉を決定したことを受けて、今年は、規模を縮小して屋内集会として開催されるが、全労協は原発事故の責任とその補償を求める福島県民、被災者と寄り添い、日本からすべての原発をゼロにするため、現地集会への参加を積極的に取り組む。
戦後最大の人災・公害=福島原発事故は未だに廃炉の道筋が見えず、かつ毎日発生する三〇〇トンの汚染水は解決には程遠く、溜りにたまったトリチウム汚染水は九〇万トンを超え、政府、規制委員会による福島県沖への放流は時間の問題となっている。
避難指示準備区域の解除はその範囲が拡大され、年間二〇ミリシーベルトを前後する放射線量(放射線管理区域を上回る線量)でも「健康に何ら問題がない」として、住宅費などの生活補償金が次々と打ち切られ、帰還の「強制」が進められてきた。
しかし、五万人もの多くの避難者は未だに故郷に帰れない現状がある。