全労協/ 2・19全労協脱原発集会に結集しよう / 新聞 2020年2月号

全労協2・19全労協脱原発集会に結集しよう / 新聞 2020年2月号

 

 

 

2・19全労協脱原発集会に結集しよう

 

二〇二〇年は福島第一原発事故から九周年目となります。

 

福島原発事故は、福島県民の故郷と生業の一切を奪い、原発事故の被害者、被災者と避難者に苦難を強い苦痛を与え続ける原発事故は未だに終わっていないです。

 

昨年九月十九日、東京地裁は業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の旧経営陣三被告(勝俣恒久・武藤栄・武黒一郎)らに、「無罪」の不当判決を下しました。

 

判決内容は、公判で立証された事実、「地震発生の長期評価」に基づく福島沖の津波高さ一五・七〇mの予想と津波対策の実施を求めた東電内部の現場の声を、首脳陣の経営判断で先送りした結果、過酷事故を引き起こしたことの事実を捻じ曲げ、「津波予見は困難」と判断したのです。そればかりか、原発事故の未曾有の被害と多くの人びとの死傷者、避難者を生み出した事実に目をそむけ、「原子力発電の絶対的安全性まで求められていなかった」と東電、国の姿勢を擁護し、居直るという判決でありました。

 

九月三十日、検察官役指定弁護士は「一審の判決は到底納得できず、判決をこのまま確定させることは著しく正義に反する」として東京高裁に控訴しました。

 

全労協に結集するすべての仲間のみなさん。全労協は、東京高裁段階に入ったこの闘いを支援するとともに、過酷事故を惹起させた東電の責任追及と原子力行政の転換、脱原発社会の実現をめざす労働運動の前進を勝ち取るべく、脱原発集会を開催します。すべての仲間の総結集を呼びかけます。

 

2・19東京地裁判決糾弾!東電は事故の責任を負え!原発再稼働反対!福島と寄り添う

全労協脱原発集会

映画「不当判決」上映

講演「9・19地裁判決の不当性と今後の闘い」

講  師 武藤類子(東電福島原発告訴団)

特別報告 東北、静岡、関西から報告

行動提起 脱原発プロジェクト

日  時 2月19日 開会18時30分

会  場 全水道会館大会議室