全労協/ 広島県労協 核兵器禁止条約の署名批准を求める声 / 新聞 2018年9月号

全労協広島県労協 核兵器禁止条約の署名批准を求める声 / 新聞 2018年9月号



全労協新聞
より


核も戦争もない21世紀に!(長崎・広島)


広島県労協
核兵器禁止条約の署名批准を求める声


全国各地を回った非核平和行進の最終コースとして、八月四日折り鶴平和行進が行われた。行進は、広島大会開会総会会場に向かった。開会総会には二二〇〇人が結集した。

主催者あいさつでは、佐古正明副実行委員長から「戦争の出来る国をめざす安倍政権は、モリ・カケ問題に見られる国家権力の私物化、原発再稼働推進など暴走を続け、核兵器禁止条約に反対している。しかし、先の南北首脳会談や米朝首脳会談に見るように、世界平和は武力ではなく対話で生まれる。大会でしっかり論議し、安倍政権と対決しよう」と呼びかけがあった。

安倍晋三首相は平和記念式典の後、被爆者側からの被爆国として核兵器禁止条約への署名・批准を求める声に対し、「条約とは考え方、アプローチを異にしている。参加しない考えに変わりない」と不参加を明言した。

本来、唯一の被爆国として核兵器廃絶の先頭に立つべき日本の首相としてあるまじき発言である。「核と人類は共存できない」ことを胸に平和運動に邁進していかなければならない。

四日から始まった広島大会に先立ち、スクラムユニオン・ひろしまは、八月三日非核平和行進最終コースを五人の参加で歩き、集結地点である平和公園慰霊碑前で集結式に参加した。五日は分科会やフィールドワークが行われ、スクラムユニオンは、ここ数年力を入れて取り組んでいる「安野発電所への中国人強制連行・中国人被爆の歴史を歩く」に総勢五人で参加した。「上関原発現地交流ツアー」へは代表派遣を行った。また、長崎大会に一人参加した。

スクラムユニオン土屋みどり)