全労協/ 7・16キャンドルメッセージ / 新聞 2019年8月号

全労協7・16キャンドルメッセージ / 新聞 2019年8月号


今こそ核兵器禁止条約の発効を!


7・16キャンドルメッセージ

被曝74年、今こそ
核兵器禁止条約を


 二年前の二〇一七年七月七日、国連で122力国の賛同によって核兵器禁止条約が採択された。これを記念して、七月十六曰核兵器廃絶を求めるヒロシマの会(HANWA)の主催で市民集会が行われ約五〇人か参加した。「今こそ核兵器禁止条約の発効を!」の意味を込め、「RATIFY BAN NUKES NOW! 二〇一九」の文字を1200本のキャンドルで灯した。

 条約発効要件は五〇力国の批准であるか、現在二三力国が批准しているという報告があった。批准国五〇力国以上に拡げていくためにも「国際連帯をさらに強める民衆の力こそが、核兵器廃絶のための発効を実現する」との声明を、全員で破認した。

 唯一の被爆国である日本はいまだに条約に反対し、批准をしていない。真っ先に批准をして、各国に批准を呼びかけていかなければならない立場にあるにもかかわらずである。まもなく、被爆七四年の原爆の日を迎える。今こそ広島市長は広島平和宣言において、日本政府に核兵器禁止条約の賛同国となるよう、はっきりと要求しなければならないことは広島市長の最も重要な役割である。安倍政権に何の遠慮もいらない。広島から核兵器禁止条約の批准を推進することは、当然の責務である。