全労協/ 8・6広島原爆ドーム前に! / 新聞 2019年8月号



今こそ核兵器禁止条約の発効を!


●8・6広島原爆ドーム前に!

戦争も原発
核兵器もいらない

 原爆投下から七四年が経とうとしているが、被爆二世(三世)には国による何の援護も無い。原爆被害の非人道性の最たるもののひとつが放射線の遺伝的影響の可能性を否定できないことだ。被爆二世の中には、親と同じような病気で苦しみ亡くなる者がいる。全国被爆二世団体連絡協議会の仲間は、「座して死を待つより、立ち上かって核の廃絶被爆二世(三世)の援護を勝ち取ろう!」と広島と長崎被爆二世集団訴訟に立ち上がっている。ぜひご協力願いたい。

 毎年八月六日午前十時三〇分から広島の平和公園の原爆ドーム横で『青空式典』を行っている。反戦反核・反原発・被爆二世(三世)の国家償に基づく援護を求める取り組みで、山口被爆二世の会、AWCなどの市民団体と行っている。飛び入り参加も自由だ。連帯労組・やまぐちは、非正規雇用労働者の権利と暮らしを守る闘いである最賃闘争や、労働局交渉で外国人労働者(特定技能)を被爆労働させてはならないと申し入れたことなどを報告する。

一度でも被曝をすると、生涯にわたって放射線被害の可能性があることを私たちは知っている。労働者が安心して暮らせるためには、戦争も原発核兵器もいらない。私たちの思いを押しつぶす安倍首相は広島・長崎に来る資格も無い。打倒あるのみだ!全国の仲間の皆さん、共に闘おう。

(連帯労組やまぐち執行委員長 寺中正樹)