全労協/ 長崎全労協 被爆の実相を継承と若い世代が決意表明 / 新聞 2018年9月号

全労協/ 長崎全労協 被爆の実相を継承と若い世代が決意表明 / 新聞 2018年9月号



全労協新聞
より


核も戦争もない21世紀に!(長崎・広島)

●長崎全労協 
被爆の実相を継承と若い世代が決意表明


被爆七三回目となる今年の原水爆禁止長崎大会は八月七日に開会総会が行われ、三日間の行動がスタートしました。

開会総会は、「核も戦争もない平和な二一世紀に」をスローガンに、被爆校である長崎純心高校音楽部の合唱から始まりました。核被害の犠牲者への黙とう、主催者あいさつのあと、福島県平和フォーラムから福島原発事故の 実態について報告されました。奇しくも私たち長崎全労協も協賛する「八・八平和長崎集会」でも原発被ばく者のあらかぶさんによる原発労働者の被ばくの実態が講演され、福島原発事故から七年が過ぎ関心が薄れかけているこの時期に、改めて事故を考え直すことができました。

九日の閉会総会では第二一代高校生平和大使と、核兵器の廃絶と平和な社会をめざす「高校生一万人署名活動」実行委員会から約一五〇人が登壇。若い世代が被爆の実相を継承していく決意を力強く語りました。

最後に「『核と人類は共存できない』『核絶対否定』の運動をさらに発展させよう」と大会宣言を全員で確認しました。その後、各地からの参加者は爆心地公園までをデモ行進し、原爆投下時刻に合わせた黙禱で全日程を終了しました。