関生02/ 関西生コン支部への不当弾圧 全国協の抗議声明

関西生コン支部への不当弾圧 全国協の抗議声明


2018.9.7.
抗 議 声 明

 
 8月28日に、滋賀県警刑事部組織犯罪対策課は、全日建連帯関西生コン支部の武建一委員長他、2名の支部役員の計3名を不当逮捕し、関西地区生コン支部事務所などを家宅捜査した。しかも、逮捕・捜索には、事前に情報を流されていたのか、レイシスト集団や、一部の不良マスコミまでが帯同している。労働組合への権力弾圧・組合潰しは、断じて許せるものではない。武委員長を始め仲間を早急に奪還するぞ!

 全日建運輸連帯関西生コン支部は、私達が、全港湾労働組合と三単産共闘を組んでいる全日建運輸連帯労組の中心支部であり、きわめて大切な闘う仲間である。

 昨年12月、関西生コン支部と全港湾大阪支部が、セメント生コン業界に対し、①セメント・生コン輸送運賃の引き上げ②大阪広域生コン協同組合(大阪広域協)の民主的な組織運営の2点を求め、大阪・兵庫・滋賀・京都・奈良・和歌山など近畿地方一円で、車両1500台規模で、ストライキを決行した。

 しかし、大阪広域協の一部幹部は、労働組合の権利を踏みにじり「ストライキ業務妨害だ」と全面対決方針を打ち出してきた。そして、大阪府警に守られながら、レイシスト集団・大阪地協の幹部一体となって、1月22日に組合会館襲撃事件にまで至っている。すでに、8月9日に関西生コン支部の組合役員1名も不当逮捕されており、関西生コン支部組合役員不当逮捕は4名となっている現状だ。

 一部協同組合の理事は再びゼネコンの下僕となり、中小企業を干し上げ、組合員に対しては不当労働行為を繰り返し、「強要未遂」「恐喝事件」をでっち上げ組合潰しに出て来ている。更に許せないのが、「フジサンケイグループ」がテレビやネットで、また、「2018年8月31日の週刊朝日オンライン限定記事」の様に、組合弾圧を巡る報道の中で、マスコミが資本の側に一方的に立った報道をし、組合弾圧・不当逮捕を擁護していることだ。

 全国一般労働組合全国協議会は、全日建連帯労組関西生コン支部が、ゼネコンと一部悪徳業者が専横していた業界で、中小企業と中小企業に働く労働者の賃金・労働条件を高めるために資本と闘い、ゼネコンやセメント大手と対抗する中小企業と労働組合の協力関係の下で、成果を積み上げてきた姿を見ている。それ故に私達は、関西生コン支部の組合弾圧をも跳ね除け、敢然と闘い敢然と勝利してきた闘いを尊敬し、連帯を強めてきた。

 全国一般労働組合全国協議会は、今回の大阪府警滋賀県警、大阪広域協の反組合的理事、レイシスト集団、一部マスコミ等の一体となった組合潰し、不当弾圧に断固抗議し、全日建連帯労組関西生コン支部武委員長を始めとした仲間を奪還するために共に闘う。

以上