全労協/ 静岡県共闘 連帯ユニオン支援 / 新聞 2019年7月号

全労協静岡県共闘 連帯ユニオン支援 / 新聞 2019年7月号


19春闘報告(東京・静岡・北九州)


静岡県共闘

仲間を返せ!
連帯ユニオン支援

 五月二十七日、静岡労働会館で「仲間を返せ!連帯ユニオン支援2019春闘交流集会」が開催されました。「春闘交流集会」は静岡地区の有志労組により構成され、これまで反戦平和の活動と格差・貧困問題の解決のための活動を主体的に取り組んできました。

 今年は、凄まじい刑事弾圧と闘っている「全日建連帯ユニオン」を支援するため、静岡平和センターと静岡県共闘の協力のもと「2019春闘交流会実行委員会」を結成し、連帯ユニオンヘの支援集会を開催することになりました。

 関西生コン支部は、生コン労働者の生活と権利を守るため、中小の生コン業者の協同組合と団結して大手ゼネコンと対峙してきました。こうした連帯ユニオンの正当な労働組合運動に対して、暴力団やヘイティスト、警察が介入する異常な事態となっています。

 支援集会は県職員組合大隅靖書記長の司会で始まり、実行委員会を代表して平和センター・渡邊敏明会長の挨拶を受けて開始しました。冒頭、全日建連帯ユニオン・菊池進中央執行委員長から、支援に対する挨拶がありました。次に同ユニオン・小谷野毅書記長から闘争の現状報告を受けました。大手ゼネコンの生コン業者への収奪に対し、業界の協同組合化で対抗し労働者の雇用と賃金を守ってきた歴史。延べ五八人も逮捕された今回の刑事弾圧の実態と裁判闘争の現状について生々しい報告がありました。

 弾圧の渦中にある関西生コン支部・七牟禮時夫副委員長から決意表明を受けました。そして、宮里邦雄弁護士が「労働基本権保障と刑事弾圧」と題して基調講演を行いました。

 春闘交流会各労組から活動報告が行われた。全印刷局労組・佐藤春香さんからユースネットワークの取り組みの紹介。郵政ユニオン・鈴木尚朋東海本部委員長から労働契約法二〇条裁判の取り組みを報告。最後に鈴木英夫静岡県共闘代表幹事の閉会の挨拶で終了しました。