西日本春闘討論集会
中岡全労協事務局長から18春闘をめぐる情勢と方針が報告された。安倍政権の「働き方改革」に抗して、誰でもどこでも8時間働けば生活できる賃金の獲得を目指そうと訴えた。最低賃金1500円をめざし、いますぐ1000円以上の実現と、無期雇用契約への転換に向けて、派遣切り阻止へ、闘おう。
具体的には、(1)すべての職場でストライキ権を確立して、職場・地域の連帯で街頭行動を。(2)安倍政権の「働き方改革」反対全国キャラバンが労働団体の枠を越えて準備されている。5月22日、東京での日本労働弁護団主催の大集会を勝ち取ろう、と方針が示された。
本間岐阜一般労組委員長が、「労働組合の今日的役割とは何か?」と題して講演を行った。岐阜一般労組での事例を取り上げながら、労働組合・合同労組とは何か、組織化に必要な対策などを分かりやすく語った。それらの経験を裏付ける視点を、考古学・哲学。経済学的に解説。最後に、政治的方向と労働組合活動の方向の関係について語り、実践的なヒントをたくさん得ることができた。
2日目は、各労働組合から報告が行われた。関西からは、大阪教育合同労組、電通合同、ユニオンぜんろうきょう、大阪全労協、京都総評。四国からは大鵬薬品労組の20代の青年労働者が発言。広島からは、すくらむユニオン・ひろしま、実習生と長距離運転手の労災問題、郵政ユニオン、福山ユニオンたんぽぽ、やまぐち連帯労組。九州からは、福岡生協労組、郵政ユニオン北九州地本、全国一般北九州支部と、最低賃金をめぐる闘いへの弾圧と闘う日本交通産業分会、ユニオン北九州が発言した。
最後に団結がんばろうで討論集会を終えた。