非常勤看護師解雇・パワハラと闘う / 全労協新聞 2018年2月号

非常勤看護師解雇・パワハラと闘う / 全労協新聞 2018年2月号


大阪教育合同労組
非常勤看護師解雇・パワハラと闘う

昨年3月、大阪南部の岸和田支援学校に勤務する非常勤看護師3人が、校長から解雇通知を受け、組合に加入した。

組合員らはいずれも4~7年、同校に継続して勤務し、職場内でも突然の解雇通告に反対の声があがった。

しかし、同校の管理職は組合員らが同僚看護師らに対していじめを行っていると全教職員へ発表する暴挙に出た。

突然の誹謗中傷に組合員らはショックを受け、職場を早退せざるを得なくなったが、復帰した組合員らにはさらにひどい仕打ちが待っていた。看護業務の代わりにベルマークの切り取り作業が命じられ、職場内での移動を制限・監視などの強烈なパワー・ハラスメントが退職の日まで続いたのである。組合員らはこれらのパワー・ハラスメントを教育委員会に訴えたが、無視され、いじめ加害の嫌疑については、何の調査もせずに教育委員会は新たな看護師を配置し、職場外しに加担した。

12月21日、解雇の不当性とパワー・ハラスメントによる精神的苦痛への損賠を求め大阪地裁に提訴した。

裁判で「非正規公務員」の解雇問題とともに、使用者が恣意的に扱うパワー・ハラスメントについて追及していきたい。