技能実習生の
うつ病が労災認定
この実習生は就労直後から、「バカ」「アホ」「死ね」などの暴言を浴びせられ、バールやレーキでヘルメットを叩くなど、暴力を受け続けてきた。さらに、電動工具に巻き込まれ指を切断する事故にも遭遇したが、「カネ欲しさにわざと切ったのだろう」などの人権侵害も受けた。
相談を受けた全統一は、団体交渉で会社の安全配慮義務を追求し、暴言・暴行の事実を認めさせ、あわせて指切断事故の労災隠しも追及した。うつ病など精神疾患の労災認定のハードルは高く、そもそもカンボジア語での労災申請書類や労災制度の説明も皆無である。