17春闘西日本討論集会 / 全労協新聞 2017年4月号

17春闘西日本討論集会 / 全労協新聞 2017年4月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



17春闘西日本討論集会

活発な方針議論
新組合員も参加



二月二十五日~二十六日、広島市文化交流会館において、「17春闘西日本討論集会」が開催された。関西、広島、九州、四国の各地から、二〇団体、九十人の参加があった。

冒頭、広島県労協池上議長より、「労働運動の原点に立ち返って闘いを構築しよう」という開会の挨拶があった。

続いて、現地実行委員会を代表して、全港湾中国支部川田常任顧問より「非連合組織が横断的につながり、労働運動の階級性の復活、社会的課題を連帯して闘おう」という呼びかけが発せられた。

全労協中岡事務局長から、『17春闘方針』パンフに基づいて、方針提案がなされた。

安倍政権を取りまく政治情勢と労働運動の現状、闘争課題といかに闘うべきかという方向性が確認されるとともに、方針の補強に向けて活発な議論が行われた。

同一労働同一賃金と労働契約法二〇条」と題して、中島弁護士が行われた記念講演は、きわめて理論的で緻密なものであった。

およそ、非正規雇用労働者の差別的待遇をはね返そうと闘っているわれわれにとって、多くのヒントが与えられたものであった。

二日目は、JAL争議団大池ひとみさんの報告に始まり、各地から熱のこもった闘争報告があった。その中でも、徳島全労協大鵬薬品工業から参加した新しい組合員三人は、まだ十九才、二十才の若者たちで、今後の活躍が大いに期待された。

17春闘西日本討論集会は、さまざまな教訓を学び取り、各地で闘いを繰り広げることを誓い合って成功裏に終了した。