郵政産業労働者ユニオン 非正規組合員もストライキに突入 / 全労協新聞 2017年4月号

郵政産業労働者ユニオン 非正規組合員もストライキに突入 / 全労協新聞 2017年4月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


17春闘勝利へ! ストライキ! ストライキ

政府・経団連のペテンの「働き方改革」にNO!
全ての労働者に生活できる賃金を!




郵政産業労働者ユニオン

非正規組合員も
ストライキに突入



郵政ユニオンは17春闘要求に対する会社回答に抗議と更なる回答の上積みを求めて三月二十三日、全国統一ストライキを決行しました。日本郵政各社はこれまでの賃金交渉のなかで、来年度の厳しい経営環境を理由に二年連続ベアを見送るとともに、一時金も昨年と同額、期間雇用社員の均等待遇要求に対しても全く誠意ある回答を示してきませんでした。

JP労組が三月十六日当日に早々と妥結したことに対する怒りも合わせてのスト突入となりました。

今回のストは盛岡中央局、上尾局、練馬局、新東京局、浜松東局、京都西局、新大阪局、神戸中央局、灘局、広島東局、土佐山田局、福岡中央局、北九州局の一三局が拠点となり、指名ストの一二局合わせて二五局で決行し、非正規組合員十人を含む六二人の組合員が参加しました。

また、このストに連帯して北海道地本は札幌・厚別局では早朝集会、全国の職場ではスト突入ビラの宣伝行動をとりくみました。3・23ストは全組合員参加の行動となりました。

昨年、二七歳の非正規組合員ひとりの参加だった盛岡中央局は今年、三人の非正規組合員の参加でたたかわれました。

昨年勤務途中からの三時間のストに突入した灘局は今年も同じようにとりくみ、二五歳の非正規組合員が参加しました。

練馬でも三〇歳の非正規組合員が勇気を持って参加しました。まだ数としては少ないですが若い非正規の組合員がストを牽引する力になりつつあります。

民営・分社化から十年目の春闘になりました。東日本大震災の二〇一一年を除きユニオンは春闘ストライキでたたかってきました。全労協をはじめ多くの支援の仲間の力があってこそ実現できたたたかいでした。これまでのご支援に深く感謝し、17春闘のスト報告にします。


ストライキに突入して

「よくやったな!」
職場から応援の声



昨日、全国のなかまとともに、練馬支部でもストライキに参加し、局前で行った集会にはユニオン組合員をはじめとして全労連全労協練馬区職労、東京土建、東映動画、建交労、N関労、東水労等の組合員が支援にかけつけてくれて一二〇人にも達しました。この参加によって郵便局窓口前はほぼ埋め尽くすことができました。

集会をやっていると郵便ポストに郵便を投函した中年の女性が「がんばってください。私も応援しています」とポスト近くにいた参加者に言っていたそうです。職場でも「よくやったな。たいしたものだ」という声が寄せられています。

私たちはストライキへの参加は少なかったかもしれませんが、郵便を利用する人を含めて多くの人が応援してくれたことに感謝します。これを力にして職場の労働条件改善、職場の環境の改善に向けて一層がんばっていきます。みなさん、ご支援ありがとうございました。

(三月二十四日付
郵政ユニオン練馬支部機関紙・第二六六七号より転載)