17けんり春闘 労働組合は社会への発信能力を強めよう / 全労協新聞 2016年12月号

17けんり春闘 労働組合は社会への発信能力を強めよう / 全労協新聞 2016年12月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



貧困・差別・格差NO!
YES! 団結・共闘・連帯
戦争・原発改憲NO!
YES! 平和・脱原発憲法

労働を! 生活を! そして社会を変えていく17春闘


17けんり春闘
労働組合は社会への発信能力を強めよう


十 一月二十一日、東京・全水道会館大会議室で、17けんり春闘発足集会が開催された。共同代表の一人である中小労組懇代表の平賀さん(全国一般全国協委員長)の司会で始まり、松本共同代表(全港湾委員長)の、「労働者の気持ちを掴もう!」「たわごとを言わず、闘おう!賃上げを勝ち取ろう!」との開会挨拶がなされた。

中岡事務局長から「貧困・格差を許さない!働きがいのある人間らしい仕事を!=官民連帯・総がかりで17春闘に勝利しよう= 」と、17けんり春闘方針が提案され、金澤議長をはじめ五人の共同代表と、中岡事務局長らが合わせて確認された。

平和フォーラム共同代表の藤本代表が、「貧困・差別・格差NO」「政治に目を向けられない貧困に苦しめられている仲間に目を向けよう」と、また、沖縄・一坪反戦地主関東ブロック事務局長の木村さんから、「沖縄は今無法地帯だが、高江のヘリパッド・辺野古新基地を絶対に止めていく」と、特別報告がなされた。その後、全水道東水労の中川中央執行委員、国労の唐沢書記長、郵政産業ユニオンの浅川中央執行委員、全統一の佐々木書記長、争議団を代表してフジビグループ分会の中原書記長が決意表明した。

第二部の学習集会はNPO法人ホットプラス代表の藤田さんが講演した。二〇〇四年よりNPO活動を展開し、現在十一人のスタッフ・一三〇人の会員の仲間による年間五〇〇件の生活相談から、豊富で貴重な経験が報告された。「若者は孤立している」「自分たちが必死で働いているのに報われないから、弱い者イジメに向かう。若者の貧困・格差、報われない生活をなくそう」「労働組合は、社会への発信能力を強めよう!」「皆さんの世代で労働組合を終わらせないように」との、新鮮で辛口の報告と提言がなされた。集会は一一〇人を越える仲間が参加し、金澤議長の力強い団結ガンバローで締めくくり、17春闘勝利をみんなで確認した。

(全国一般全国協書記長渡辺啓二)