全労協/ 3・14原発のない福島を県民集会 / 全労協新聞 2015年4月号

全労協3・14原発のない福島を県民集 / 全労協新聞 2015年4月号



●3・14原発のない福島を県民集

高校生が訴えた
原発は正義に反する


三月十四日、福島市あづま総合体育館にて「原発のない福島を県民大集会」が開催された。集会は福島県の市町村を中心に呼び掛けられ、県内外から六五〇〇人が集まった。

主催者からは福島原発事故は四年経過しても全く収束していないにも拘らず、国民の意識から薄れようとしている危惧を指摘、今も十二万人以上が避難を余儀なくされている現状を考えるなら、原発ない福島を実現し、日本全国にそして世界に拡げて行くことが大切だと訴えた。

また、参加各団体から連帯の挨拶が行われたが、さようなら原発一〇〇〇万人アクションからは落合恵子さんが幾つかの詩の一節を引用しながら、脱原発への道を訴えた。

十七才の高校生平和大使、本田歩さんは、原発は正義に反すること、大飯原発差し止め訴訟判決に勇気を貰ったこと、故郷はお金では買えない、故郷を売って原発を作ったのは間違いだったこと、福原発事故の責任を取らない政治家を許さないなどと、けれんみなく訴えた。

全労協は東京からバス二台その他で約一〇〇人が参加した。集会後は会場前から全港湾、全日建、全国一般全国協の若者によるフクシマ連帯キャラバンの結団式と送り出しを行い会場を後にした。

今後も福島原発事故を風化させることなく、福島県民に寄り添いながら脱原発の闘いを拡げて行くことが大切だ。