全労協/ 11・26全労協 脱原発集会 / 全労協新聞 2016年1月号

全労協/ 11・26全労協 脱原発集会 / 全労協新聞 2016年1月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より

安倍政治を許さない


●11・26全労協 脱原発集会

棄民政策を許さない


 十一月二十六日、全水道会館にて「政府・東京電力福島原発事故被害者の救済を行え、除染・原発労働者の命と健康を守れ、賃金ピンハネを是正せよ 11・26全労協脱原発集会」を開催した。

 集会では福島原発労働者相談センター代表のいわき市議の狩野光昭氏及び福島原発告訴団団長の武藤類子さんから報告を受けた。

 狩野氏は事故以降続けている労働相談を通して見えてくる福島第一原発での収束作業の現状と賃金ピンハネ問題、そして労災事故の実態などについて詳しく報告してくれた。武藤さんは福島の今を示す様々な写真を紹介しなから、今まさに事故がなかったかのような状態を政治が作り出そうとしている実態、被害者を切り捨て、空間線量の高い場所に住まわせようとし、救済措置を打ち切ろうとしている政府の姿勢を明らかにしたうえで、これからも福島県民と連帯した取り組みの必要性を訴えた。

 全国一般全国協いわき自由労組の桂書記長は特別報告として労働相談の具体例と取り組みについて報告した。

 年間二〇mSV以下なら問題ないと避難指示解除をする政府のやり方は、放射線管理区域の中で無防備で生活しろと言うに等しく、こうしたことを合め事故被害者を切り捨てようとする政府の棄民政策を許さす脱原発の闘いを全労協はこれまで以上に力を入れて取り組んでいくことを確認した。全体一三〇人が熱心にそれぞれの報告に聞きいり内容の濃い集会であった。