全労協/ 郵政産業労働者ユニオン 全国24拠点でスト / 全労協新聞 2015年4月号

全労協郵政産業労働者ユニオン 全国24拠点でスト / 全労協新聞 2015年4月号

全国でストライキを闘う

全国24拠点でスト


「あまりにひどい労働実態に、採用された期間雇用社員がすぐに辞めていく、勤続十数年の正社員も辞めていく」(東京玉川局)「勤めていた会社が倒産し郵便局で働くが非正規でいろんなことを諦めている。交際している人との結婚に踏みきれない」(大阪北局)「私たちは始末書一つで時給が二一〇円も下げられる、同じような失敗をしても正社員ではそのようなことはない」(大阪吹田千里局)人を増やせ!賃金上げろ!非正規差別やめろ!心底切実な要求を掲げ、全国で闘いに起ちました。

全国二四拠点、七五人のストライキ、加えて北海道から九州まで局前集会を貫徹しました。期間雇用社員の組合員が十一人スト決起です。そのうち九人が兵庫県の垂水郵便局でここでは正社員一人とあわせ十人で半日のストを貫徹しました。広島中央局では二十人、神戸中央局では十一人がスト貫徹です。郵政ユニオンの戦術行使は郵政労働者の多くが会社組合という未組織状態であることをふまえ、闘う自信を拡げることを目的としたものですが、悪化する職場実態と政府、資本の横暴に対して拠点組合員の怒りが増し、かつてない規模での実力行使となりました。

郵政本社に対する第一波三二日二八四二六筆の非正規署名提出と国会行動からこの第二波ストライキであり、第三波の東京・大阪での本社、支社への行動と全国各支部の宣伝行動に続きます。六五歳非正規定年制裁判の判決を五月に控え、二十条裁判も佳境に入ってきています。郵政三社の株式上場もあります。正念場の年であります。