米軍横田基地へ150人がデモ(6月9日)
東京全労協と全国一般東京労組で、「横田基地反対集会・デモ」の取り組みを、二者の呼びかけ団体として働き掛けて、実行委員会を組織し、労働組合を先頭に市民団体の賛同も得ながら、6・9横田基地反対・オスプレイ配備反対集会・デモを、当日一五〇人の結集で成功裡に勝取ることができました。
東京に在る米軍横田基地に対して、政党・反戦団体・市民団体が取り組んできた事はありましたが、労働組合が中心になって取り組めたのは、労働戦線統一以降は多くはなく、そうした意味で今回の取り組みは大きな成果であったと言えます。
こうした運動が出来た背景には、東京全労協と全国一般東京労組が沖縄平和行進に長く取り組んできた経過が大きく、沖縄での反基地闘争との交流と連帯、そして平和行進を共に歩きながら、多くの声と沖縄県民の怒りを共有してきました。沖縄の実態は、日本にある米軍基地の七四%が沖縄にあり、日本国政府からの沖縄への差別的扱いや、米兵の暴力事件の多発、オスプレイ配備の強行と県民の生活と命を無視した飛行訓練など、基地被害の大きさと、憲法の生存権そのものが脅かされています。反基地闘争現場の多くの人が、沖縄は闘うけれども、本土の人も共に反米軍基地を闘わないと勝てないと言っています。この問題意識の中で、今回の米軍横田基地集会・デモが取り組まれたと言えます。
反戦・平和・人権・環境問題は、労働組合として職場の労働条件の向上と雇用を守る闘いの権利も、同質の権利問題と言えます。課題の大小の違いはあっても、声と行動が伴わないと権利は失われていきます。職場の闘いの重要性はもとより、職場以外の地域の取り組みも労働組合の大事な課題の一つです。今後こうした課題の継続性にチャレンジしていきます。
(全国一般東京労組委員長 大森進)
とにかくでかい!
横田基地のデモに初めて参加し、終わったときの感想はとにかくでかい!ということ。
沿線や、福生駅近くには、軍関係者相手が多いからか、英語を書いた店が立ち並びならんでいて、なるほど。という印象も持ちました。
デモの最中に、五市一町にまたがるほどの大きな基地で、航空自衛隊もあるから。との話しているのを聞き、自分の不勉強を自覚しつつも「こんなに大きな基地が、本当に必要なんだろうか?」との疑問も湧いてきました。
何かと忙しい労働組合。反戦・平和への活動に関心はあっても中々参加までは。というのが実態。憲法改正、戦争への道へ進もうとしている今、もっともっと大きな関心を持たなければいけない。と言う事を改めて感じました。基地撤去を実現するまで、闘いは続けなければと改めて感じる次第です。
(全国一般東京東部労組 小野洋昭)
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