映画2つ 「キャピタリズム~マネーは踊る」(神戸)、「エクレール・お菓子放浪記」(明石)


1.10月21日(金)22日(土) 映画「キャピタリズム~マネーは踊る」(神戸)


2.10月15日(土)-21日(金) 映画「エクレール・お菓子放浪記」(明石東宝


 
どちらも見ていないので、どんな映画か良く知らないのですが…
タイトルにひかれて…

 


1.10月21日(金)22日(土) 映画「キャピタリズム~マネーは踊る」(神戸)


 
ちょうど今、「ウォール街を占拠せよ」の運動が広がっています。


労働政策研究・研修機構 海外労働情報 > 最近の海外労働情報
ウォール街占拠運動」が全米に拡大―労働組合、コミュニティ運動も合流


 
(ア)「ウォール街を占拠せよ」関連の記事


 
ウォール街デモ 市場主義の暴走への抗議
 
 ニューヨークのウォール街と言えば、米国の銀行や証券会社などが立ち並ぶ世界経済の中心地である。そこで9月中旬、若者らが「ウォール街を占拠せよ」というスローガンを掲げるデモと集会が始まり、現在も勢いを増す一方だ。
 デモ参加者が訴えるのは、米国で広がる貧富の格差と高い失業率への不満だ。金融機関を「富の不当な集中の象徴」と位置付け、抗議の的にしている。
 参加者は近くの公園を拠点として、金融街に向けて行進したり、ゾンビに扮装(ふんそう)して金融機関の強欲さを表現するなど、多彩な抗議活動を繰り広げている。
 米国はリーマン・ショック後の不況から脱することができず、失業率が高止まりするなかで、貧困人口が増大して全米で約4600万人に達する。レーガン政権以降に進んだ各種の公的負担削減で、中・低所得者層に教育費や医療費の負担が重くのしかかり、就職難が追い打ちをかける。世界一の経済大国でありながら「貧困大国」に陥っているのだ。
 米国のノーベル賞経済学者のジョセフ・スティグリッツ氏は今春発表した論文で「米国人の1%が国全体の所得の20%を受け取り、富の40%を保有している」と指摘し、米国の現状を「1%の1%による1%のための政治」と表現した。
 こうした主張を受け、学費ローンの返済にあえぐ若者、苦しい生活を送る失業者らデモ参加者は「1%の金持ち。99%の貧乏」「われわれは99%だ」などのプラカードを掲げ、怒りをあらわにする。
 抗議の相手は無論、金融機関だけではない。その矛先は、行きすぎた市場原理主義や、弱者を切り捨てる資本主義の暴走に向けられているといっていい。
 デモを最初に呼び掛けたのは、環境など社会問題を主に扱う雑誌の編集長だ。中東でツイッターフェイスブックによって集まった民衆が社会を変革した「アラブの春」に触発されたという。
 独裁国家で起きた民主化運動が、民主主義の最先進国である米国に飛び火するとは皮肉な現象だ。米国の若者がデモに集まる背景には、オバマ政権も含めた既存の政治勢力への不信もありそうだ。
 このデモは全米の各都市に広がりつつある。統一の目標がないままの拡大に危うさも感じるが、英国で発生した暴動のような無秩序な暴力に走らず、政府や政党との建設的な対話で、状況を改善させる方向に進むことを望みたい。
 日本でも小泉政権時代、米国流の新自由主義に基づいた各種の規制緩和を進めた経緯がある。その後、日本の相対的貧困率は2009年に16%に達し、1985年以降で最悪の水準となった。若者の失業率が悪化し、非正規労働などの苦境に置かれている点も似ている。
 米国の若者らの異議申し立ては、日本にとっても人ごとではない。セーフティーネットの充実はもちろん、格差を解消し矛盾を是正するには何が必要か。社会が真剣に考えるべき重たい課題である。

=2011/10/07付 西日本新聞朝刊=


 
ウォール街を占拠せよ」、全米に拡大-NYでは1万人がデモ参加
 
 

 
(イ)案内のチラシ
 
案内チラシがあったので…
DVDレンタルでも見れるようですが。
 


 
手持ちのチラシをリタイプ


キャピタリズム ~マネーは踊る~

わずかな富裕者が富を独占し、すべてを奪う社会
 
少数の金持ちが政治を握り、自分達に優位な法案を通す資本主義社会。80年代からすべてが変った。躍進する大企業とリストラの嵐、突然の解雇。失業者が増加し、低賃金で、過剰労働を強いられる社会。その一方でわずかな富裕層が多くの金を巻き上げる。
キャピタリズム(資本主義)」は、万人に幸せを与えない資本主義というシステム。
 
21日(金)①11:00 ②13:30 ③16:00 ④19:00 
22日(土)①11:00 ②14:00 講演16:30-17:30 ③18:30
 
講演:石川康宏先生(神戸女学院大学教授)

料金/ 前売り1300円 (当日1500円)
場所/ 神戸朝日ホール(大丸神戸店から東へ50m)


 
(ウ)gooの作品解説 
 

 
 
 


2.10月15日(土)-21日(金) 映画「エクレール・お菓子放浪記」(明石東宝


 
明石東宝 (JR山陽明石駅から南へ徒歩2分 国道2 号線沿) 
11:30 13:40 15:50 18:00
(ア)公式サイト、他
 
「お菓子はやさしさを運んでくる。未来に残したい、子どもに伝えたい、お菓子が紡ぐ希望の物語。東日本大震災前の石巻の風景と、この映画作りを支えた宮城県の皆さんの心を大勢の方に届けよう!」
 
兵庫県下の上映スケジュール
 
 
(イ)gooの作品解説
 
作品解説・紹介 - エクレール・お菓子放浪記
 
西村滋原作の「お菓子放浪記」が出版から30年以上の年月を経て待望の映画化。戦争中、孤児で家もなく、放浪していた少年が“お菓子”と出会い、生きる希望を見い出すまでを描く。孤独に生きてきた主人公・アキオは、“お菓子”がきっかけで人の優しさを知る。一度は、遠山刑事に助けられた時、二度目は、小学校の教師、陽子に「お菓子と娘」の歌を教えられた時だった。戦争中の価値観を押し付ける説教臭さはなく、お菓子の豊かさ、温かさを教えてくれる作品。主演は、『レ・ミゼラブル』などミュージカルで活躍する吉井一肇。善人なのか悪人なのか分からないアキオの養母に扮するいしだあゆみの演技が絶品。監督は、『ふみ子の海』の近藤明男
 
 
西村滋の小説『お菓子放浪記』を「ふみ子の海」の近藤明男監督が映画化。第2次大戦前後を背景に、天涯孤独な孤児が紆余曲折を経て力強く生き抜く姿を描く。出演は、本作が映画デビューとなる吉井一肇、「おにいちゃんのハナビ」の早織、「ホームカミング」の高橋惠子、林隆三、「なくもんか」のいしだあゆみ、「きな子 見習い警察犬の物語」の遠藤憲一
 
 
昭和17年。孤児院を脱走した西村アキオ(吉井一肇)は、金平糖を盗み逮捕される。空腹のアキオに、担当刑事の遠山(遠藤憲一)が菓子パンをくれた。初めて口にする甘味はアキオを夢心地にさせるのだった。やがて若松千吉(太賀)、松尾春彦(根岸泰樹)と共に感化院に入れられたアキオは、指導員・伊集院鉄太郎(松村良太)から暴力的な軍事教育を受ける。希望のない日々を救ってくれたのは、教員・陽子(早織)が歌う「お菓子と娘」だった。昭和18年。野田フサノ(いしだあゆみ)の養子になったアキオは家族ができたと大喜び。だが、フサノにとってアキオは労働力でしかなかった。ショックを受けたアキオは家出し、尾上紋三郎(林隆三)率いる旅一座と共に巡業に出る。ようやく居場所を見つけたアキオだったが、戦争という現実が旅一座をも打ち壊してしまう。更に、陽子や遠山までもが空襲で亡くなったと知った時、アキオは戦争の残酷さを痛感し、世の中に絶望するのだった。そして、終戦。大切にしていた沢山の人の死と巡り会ったアキオは、心を閉ざして社会の片隅で生きていた。そんなアキオを救ったのは、彼を支えた“やさしい人の心”と“お菓子の持っている不思議な力”だった……。


 
 
(F)