11・20岩国労働者反戦交流集会 / 全労協新聞 2021年12月号

11・20岩国労働者反戦交流集会 / 全労協新聞 2021年12月号

 


#全労協

 

 

11・20岩国労働者反戦交流集会
反戦・反基地を共に闘うことを確認


 十一月二十日、岩国市内で二○二一岩国・労働者反戦交流集会(第一五回)が開かれた。各地から集まった仲間が、労組弾圧粉砕、労働者の戦争動員反対、基地建設・基地強化に反対、労働者の団結、新型コロナ禍で労働条件改善の要求があらためて重要であることを確認した。

 国策による組合つぶしと闘う関西生コン支部の執行委員は、弾圧に負けず組織化を闘い、新体制を作ったことを報告。さらに一二月一二日の反弾圧全国同時アクションを呼びかけた。ユニオン北九州の本村委員長は、組合弾圧に負けず外国人技能実習生支援に取り組んでいる事を報告した。全港湾大阪支部の陣内さんは辺野古の闘いを報告。コロナ禍でも粘り強く阻止の闘いをしている。沖縄戦の遺骨配じりの土砂を辺野古の埋め立てに使わせないと具志堅さんが闘っている。この土砂を埋め立て工事に使わないよう求める意見書は、奈良、金沢、福岡、大阪、小金井などの議会で可決されており、動きを広げようと呼びかけた。

 岩国の元教員の落合さんが、朝鮮戦争のさなか岩国の平和教育の中で中学生が書いた詩「愛する街」を歌った。当時山口県教組が作成した日記帳(副教材)の中の反戦の記述が問題視され市教委・県教委が回収させようとした。

 基地拡張、単独講和に反対し教師も闘った。フロアからの発言で、反差別の訴えがあった。労働運動・反戦運動の中でも、差別排外主義にとらわれた人が少なくない。マイノリティ問題にしっかり取り組むことを呼びかけられた。翌二十一日は岩国基地に向けた集会とデモが行われた。

(全国一般全国協連帯労組委員長 三輪力也)