街に出て労働者・市民とつながり政治・社会を変えよう / 全労協新聞 2021年12月号

街に出て労働者・市民とつながり政治・社会を変えよう / 全労協新聞 2021年12月号

 


#全労協

 

 

Woman直言

 

街に出て労働者・市民とつながり政治・社会を変えよう

 

 

ユニオンネットお互いさま副委員長

全労協女性委員会 幹事

みずま 雪絵

 

 

葛飾区議選を闘いました

 

 十一月七日に行われた東京葛飾区議会議員選挙で三期目の当選をさせていただきました。総選挙の投票日十月三十一日に告示ということもあり、総選挙に隠れてしまい、知らなかった区民もいたと思います。二〇一三年の葛飾区議選で初めて立候袖し、初当選以来、大変多くの方々と出会い、支えられて八年間区議会議員として活動をすることができました。

 

 二〇一三年まで介護職員として十年働いてきました。介護現場が、働く人にも介護サービスを利用する人にとっても、良いものとなるよう働き続けられる環境、処遇、制度を求めています。今回の区議選では、介護従事者、保育従事者の処遇改善、非正規公務員の待遇改善、駅前再開発事業の税金投入の見直し等を主に訴えました。私は、年四回の定例会ことに議会リポートを作成し、ポスティングや駅頭で配布しています。

 

 加盟しているユニオンネットお互いさまの組合員も、ポスティングを手伝ってくれています。年四回のボスティングは、とても効果があるものだと感じました。選挙期間中、「いつもチラシを見ている」と声をかけてくれる人が何人もいました。

 

 本番前にも、チラシを見て「応援したい」「後援会に入りたい」と連絡をくれた人かいました。コロナ感染拡大でネット対策を強化すべきであると言われていますが、紙ベースでの議会・活動報告も、まだまだ必要だと感じました。

 

 昨年からのコロナ禍で、制限されながらの活動となっていましたが、葛飾地区労働組合協議会(区労協)と一緒に駅頭で労働・生活相談の宣伝や、全労協からの呼び掛けで新宿大久保公園での、「年越し支援・コロナ被害相談村」、「女性による女性のための相談会」へのボランティア参加等から、区の生活相談や生活保護の体制についての改善要求を議会で取り上げてきていました。そのようなこともあり、今回の選挙では、「安心して働き、生きていける葛飾区に」「どのような状況でも人間らしい住まいと生活を」と強調した訴えになりました。

 

 今回の選挙で、特に印象深かったことは、区労協と行った昨年夏の労働・生活相談の駅頭宣伝で、チラシを受け取り、苦しい生活の状況を聞かせてくれ、それ以来メールでやりとりをしていた派遺労働者の女性が、選挙本番の福島瑞穂参議院議員を迎えて行った十一月五日亀有駅での演説会を聴きにきてくれたことです。街に出て、多くの労働者、多くの区民と繋がりをつくることが、政冶や社会を変えることに繋がると思います。