辺野古サンゴ訴訟最高裁判決 / 全労協新聞 2021年8月号

辺野古サンゴ訴訟最高裁判決 / 全労協新聞 2021年8月号

 


#全労協


辺野古サンゴ訴訟最高裁判決

上告棄却の不当判決
裁判官2人が反対意見


 七月七日、最高裁西門前で「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行&国会の呼びかけで、六日に出された最高裁不当判決に対する緊急アクション・抗議集会が取り租まれた。主催者挨拶として野平氏が、最高裁が国の地方自治への介入を容認することは、憲法の基本原則である地方自治を否定することに加担し、決して許されることではない。

 今回の最判官五人のうち二人が、県側の主張を認めて「違法とは言えない」として反対の意見を述べている。辺野古関係での裁判で反対意見が出たのは初めてのことで、沖縄県民と連帯した運動の成果であるとの全体の意思確認をして行こうと訴えた。連帯挨拶では、総かかり行動実行委員会東森事務局長が、地方自治の破壊を許さず冲縄と連帯して闘いを強化していこうと訴えた。裁判の経過報告に続き、抗議声明を提起して採択された。団体からのアピールとして、沖縄一坪反戦地主会関束ブロックの青木初子氏、平和フォーラムの藤本共同代表、東京全労協の大森議員から、最高裁不当判決糾弾と辺野古新基地建設を止めるまで闘う決意が表明された。

最後に行動提起と怒りのシュプレヒコールを上げた。

(東京全労協議長 大森進)