10・30東京総行動 / 全労協新聞 2020年12月号

10・30東京総行動 / 全労協新聞 2020年12月号

 


 
10・30東京総行動


コロナ禍にも
負けず一日行動


 十月三十日、「働く権利・働く者の権利・人間としての権利」をスローガンとして掲げた「けんり総行動実行委員会」主催の東京総行動の一日行動が取り組まれました。総務省前でのスタート集会では、実行委員会を代表して大森東京全労協議長が、コロナ禍による六月総行動を中止せざるを得なかった経過と現在争議団が闘える状態に至ったことを報告して、コロナ禍に対する十分な配慮をしながら闘って行く決意と、前安倍政権の政策批判や安倍政策を継承している菅新政権の陰険で悪辣な政治手法を糾弾し、さらなる労働法改悪攻撃を許さない闘いに向けた決意を述ベました。そして、五年間に渡って闘ってきた、全国際自動車労組の不払い残業代について、三月に最高裁で勝利判決を勝ち取った報告と、最高裁での郵致ユニオン労契法二〇条裁判の勝利も併せて報告され、東京総行動の闘いの成果であることと、今後の全争議団勝利に向けた闘う決意が表明されました。

 全国際自動車労組と郵政ユニオンから、勝利した御礼と感謝の挨拶が行われ、サンケン労組を支援する会から連帯の挨拶がありました。

 集会後、厚生労働省前に移動して「薬害救済・C型肝炎訴訟原告団立・サポートする会」との共同行動に取り組み、被害にあった患者の苦しみと怒りを厚生労働省に叩きつけてきました。元徴用工の戦後補償問題では、韓国大法院判決から二周年として三菱重工・日本製鉄での共同行動に取り組み、シグマテック(偽装請負解雇)、ニチアス三井不動産アスベスト被害・不当労働行為)、東京都庁(解雇・労災・学園閉鎖)、東京福祉大(スラップ訴訟・和解不覆行)等の社前行動の後で、国際連帯として韓国サンケン労組支援のため、韓国サンケン(子会社)解散・清算による組合潰しに抗議して、サンケン電気東京事務所前で支援する会と共に集会と甲し入れを行いました。

 その後、フィリピントヨタ労組を支援する会と共にトヨタ東京本社前集会を行いました。

 最後に、JAL不当解雇撤回争議団とJAL本社前に結集して集会を行いました。

 総行動を代表して、寺鴫東京全労協事務局長が一日行動の総括的報告と、JAL争議が解決するまで闘っていくとカ強い決意を述べ、最後に怒りのシュプレヒコールで一日総行動を終わってきました。


(東京全労協議長大森進)