東京清掃労働組合(確定闘争) / 全労協新聞 2021年1月号 

東京清掃労働組合(確定闘争)全労協新聞 2021年1月号 

 


 


東京清掃労働組合(確定闘争)

住民の応援を糧に闘いを継続する


 今年度の特別区人事委員会勧告は、新型コロナウイルス感染症の影響により、月例給と一時金が二段階で勧告・報告されました。

 月例給については、改定が行われませんでしたが、一時金については、○・○五月の引下げが行われました。

 わが組合の今期賃金確定闘争は、コロナ禍で奮闘している組合員の賃金引下げは断じて許されないとして、十月二十二日に連合会館において「第一回拡大闘争委員会及び第一波総決起集会」を開催し、闘う意思統一を図りました。

 その後、第二回団体交渉において要求書を提出するとともに、各地連ごとにブロック幹事区長要請行動、職場から全組合員とその家族による署名行動、各区長・一組管理者への要請行動、ステッカー闘争等を取り組み、特別区に働く組合員の賃金・労働条件の改善を訴え続けてきました。

 十一月十六日には連合会館において「2020賃金確定闘争総決起集会」を開催し、各地連代表、一組総支部代表、青年部長から決意表明を受け、改めて2020賃金確定闘争の勝利を目指す意思統一を図りました。

 わが組合は、一時金の引下げを撤回することはできませんでした。しかし、良質な公共サーピスとしての清掃事業を目指し、日々取り組んできた私たちの努力は、コロナ禍において、住民からの数えきれない感謝や応援のメッセージとして寄せられ、生活に欠かすことのできない仕事として社会的に認知されることになりました。

 いくつかの専門委員会交渉が今後行われるので、こうした事実を糧に、引続き闘いを継続していくことを確認しました。

(東京清掃労働組合 田口康乗)

 

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