教育労働者政府交渉 / 全労協新聞 2021年1月号

教育労働者政府交渉 全労協新聞 2021年1月号 

 


 

ゼネラルユニオン(教育労働者政府交渉)

交渉を積み重ね広がった共同の輪


 全国一般全国協議会の教育関連労組は十一月二十日に対政府交渉を行なった。

 今回は初めて、全国一般全国協議会には加盟していない札幌地域労組との共同の取り組みとして行われた。

 課題と対応省庁は以下の通り。
新型コロナウイルス感染の経験、現状と今後について・厚生労働省
②ALTの現状と未来・文部科学省
③会計年度任用職員・総務省
社会保険への加入要件・厚生労働省
⑤無期転換に関連して-「一〇年特例」、契約年数上限設定・文部科学省

 毎年の交渉の積み重ねを反映して交渉には「儀礼的要素」が薄まり、政府側からの出席者が時折政府側の対応の不足や現行法の時代遅れな部分を認めたり、出席者が「個人的見解」を述べるなど、実質的な会合として時間が経過した。

 三時間程度で重要な五つもの課題のそれぞれを十分議論するのはおよそ不可能であって、今後はこうした点を工夫することが求められることとなろう。

 なお、交渉中に約束された情報提供は交渉終了の
約二時間後には送付されるなど、情報交換は確実に進んでいる。