関西生コン支部に 悪意ある不当判決 / 全労協新聞 2020年11月号

関西生コン支部に 悪意ある不当判決 / 全労協新聞 2020年11月号

 


 

大阪全労協

関西生コン支部
悪意ある不当判決


 十月八日の全日本建設運輸労組関西生コン支部弾圧大阪第二次事件判決当日、支援の私たちは朝八時から大阪地裁正門前公園での座り込み集会に参加するともに、地裁の三つの門の前で出勤する裁判所職員へのビラ配布を行った。
 九時過ぎから傍聴抽選券の配布がおこなわれたが、コロナ対応を理由として傍聴人数が不当に制限されているため、多くの者が入れずさらに地裁前で集会を続行した。判決の日ということで大阪のみならず近畿一円、さらには東海、広島、東京などからも支援者が集まっていた。

 開廷時刻の十時が過ぎるとすぐに連絡が来て「不当判決!」の第一報が入った。二人の組合員に対し「懲役二年六ヵ月、執行猶予五年(!)」というものである。

 その後、関西生コン支部執行部と弁護団が出てきて、支援者に対する判決内容の説明があった。判決文の全体を通して被告に対する「悪意」が満ち満ちた文章であるということ、判決文の中に何度も何度も繰り返し「声を荒げて」「大声で乱暴な言動」という表現が出てくること、直接の労便関係がないことを理由に「正当な団体行動とは認められない」ということなどが内容だか、まったく不当な論理である。

 組合側はもちろん即日控訴した。また、この裁判以外にも大阪、京都、大津、和歌山の各地裁で関西生コン弾圧関連の裁判が数多く今も進行している。引き続き、多くの仲間の裁判傍聴、カンパ等の支援が反弾圧実行委から要請されている。