JAL闘争 京セラ美術館前で豪雨の中宣伝行動 / 全労協新聞 2020年7月号
JAL闘争を支える京都の会
京セラ美術館前で豪雨の中宣伝行動
五十億円で五十年間の命名権を京都市から買い取った稲盛和夫ひきいる京セラは、市立美術館を「京都市京セラ美術館」と命名した。六月十三日、リニューアルオープン後初の宣伝行動を行った。
屋根もひさしもないところで、すさまじい豪雨の下、JAL闘争を支える京都の会の呼びかけにたくさんの労働者・市民が参加して、プラカードを持ち、のぼりを立て、横断幕を持って、道行く人と入館者にチラシ配布も行った。この日は大阪府警察本部前では六四一日と六四四日もの不当勾留を完全黙秘で闘いぬいて奪還された連帯ユニオン武委員長と湯川副委員長の奪還闘争報告集会とかち合って、参加者二分しての参加となったが、若狭の原発を考える会やXバンドレーダー基地反対京都連絡会、憲法を生かす京都の会、9条ネット・滋賀などの市民団体やユニオンネットワーク京都に参加される労働者に参加をいただいた。
京丹後の米軍Xバンドレーダー基地撤去を目指し闘う仲間からは、三一年前に一応終結したサイバネットを京セラが買収して、そこで働く人たちがつくっていた労組つぶしで起きた労働争議を振り返り「一応和解解決とはなったが、闘う労働組合つぶしのひどさはJALでの首切りと一緒であり、決して許されない。稲盛和夫はJAL一六五人の解雇撤回を直ちに行え」と訴えられた。
(JAL闘争を支える京都の会駒井高之)