JAL闘争京都共闘 京セラ株主総会行動 / 全労協新聞 2017年8月号

JAL闘争京都共闘 京セラ株主総会行動 / 全労協新聞 2017年8月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



●JAL闘争京都共闘
京セラ株主総会行動



六月二十七日、京都市伏見区の京セラ本社ビルにて京セラ株主総会が開かれ、四年連続の出席となった。総会開会の一時間前から地域の日本航空の不当解雇撤回をめざす京都支援共闘会議の仲間と近畿や東京から参加したJAL不当解雇撤回原告団が、「JAL稲盛和夫名誉顧問(京セラ創業者)は直接交渉を行え」などの横断幕や「JAL不当解雇撤回」などのノボリ旗を掲げて京セラ百メートルビル前に居並ぶ。そして今年はそのメンバーに加え、「私たちは京都市美術館の売名に同意しない」という横断幕を広げた「京都市美術館問題を考える会」の市民が宣伝行動を独自に行った。

株主や通行人が同じく裏面に京都市美術館命名権問題を論じたJAL闘争京都支援共闘のビラを受け取り、早々と用意したビラはなくなってしまう。JAL客乗原告団の鈴木圭子副団長から「稲盛名誉顧問と直接会って、断固勝利を勝ち取る」という力強い決意を受けた。

株主総会が開会すると司会兼執行議長兼事業報告兼議案提案が新社長の谷本秀夫氏は、「日本航空の労使問題については別会社の問題であるのでくれぐれも発言をお断りする。」と述べた。おかげで、知らなかった人間まで含めて何か京セラはJALの労使問題と関係があると気づかせ、受け取った労組のビラをカバンから取り出す人も出てきた。すごい逆宣伝を今年も社長はしてくれた。

(JAL闘争京都共闘事務局次長
稲村守)