JAL闘争京都共闘 勝利に向け総行動 / 全労協新聞 2018年3月号

JAL闘争京都共闘 勝利に向け総行動 / 全労協新聞 2018年3月号

●JAL闘争京都共闘
勝利に向け総行動


 二月十六日、「二〇一八年春・労働争議支援京都総行動」が京都総評、JAL闘争京都支援共闘などを中心に行われた。JAL不当解雇撤回原告団を先頭に京都市内にある稲盛財団と京セラ本社に、他の京都で闘う全印総連プリントパックの仲間の闘いなどと結合して申し入れをし、早朝から晩まで抗議宣伝行動を行い、一〇〇人を超える仲間が参加した。

 昼休みの京都市内中心部での宣伝行動では、パイロット原告団・山□宏也団長が「一月十二日、乗員組合との経営協議会で植木社長は『自分の代で解決したいと思っている』『経営破たんを知っている自分か社長の代に、やらなければならないことだと思ってやってきた』と明言した。この発言は、争議解決の姿勢を示したものであり、私たちは重く受け止めている。一月二十四日のJAL取締役会で、四月一日からの社長交代が決定された。行政訴訟でJALの憲法二八条違反が最高裁で決定されている。植木社長に影響力を持つ稲盛和夫JAL名誉顧問の争議解決への尽力を要請する」と力強いあいさつ。

 最後に、京セラ本社一〇〇メータービルに向かって、勝利めざして闘う決意をこめた、怒りのシュプレヒコールで締めくくった。

 植木社長が年度内解決を語った今、社長あてはがき行動など含めて大衆行動で包囲し、何としても勝利解決をもぎ取ろうと原告も共闘も一体となった闘いを取り組んだ。
 
(JAL闘争京都共闘事務局次長・稲村守)